三石岳


 山行報告   
 報告者   : 吉川靖人 
 山  名  三石岳  山行名  例会
 ルート    JR比叡山坂本ー日吉大社ー八王子山ー三石岳ー横川中堂ー仰木峠ー大原
 山行日  平成22年12月18日(土)  天候  晴れ
 参加者  CL :  吉川 SL : 山口
男性 : 梅澤、 藤富(俊)、 石田
女性 : 玉井、 藤富(慶)、 樺山、 新居
合計 :  9名 
 コースタイム    JR比叡山坂本(8:40)−日吉大社(9:05)−牛尾宮(9:30)−三石岳(10:50)−恵心院(11:15)−横川中堂(12:00/12:20)
−大原(14:10)
 山行報告
JR比叡山坂本から広い道を日吉大社へと向かう。前方にはこれから登る八王子山がそびえているが、三 石岳は見えない。日吉大社からの取り付きは少し迷ったが、何とか見つかる。今日の天気は弱い冬型なのか晴れたり時雨たりする。雨具を着けるほどではない。林道状の道を八王子山を目指す。このコースを選択したのは余り歩かれてなく静かな山歩きが出来ると思ったからだ。仰木峠までは登山者に逢うことはなかった。八王子山頂上にある牛尾宮は島根の投入堂のでっかい版みたいな感じで、厳かな雰囲気だ。

 小休止後山道に入る。尾根の西側をトラバース気味に道は付いている。途中分岐があるが尾根をはずさない限り大丈夫だ。尾根の乗っても展望は余り利かず時々チラッと琵琶湖や琵琶湖大橋が望まれる。

林道に出て30分位行くと三石岳の分岐だ。折り返すような形で頂上を目指す。頂上は展望はなし。 ひっそりと三角点と山名プレートがあるだけ。展望はないがこれくらいの方が丁度いい。集合写真を撮りもと来た分岐に戻り横川中堂を目指す。途中の恵心院では今日までの限定公開ということで阿弥陀様を見せてもらう。そこから横川中堂まではすぐであった。奥比叡だけあって観光客は少ない。仰木峠までの取付が判らず10分のロスタイム!玉体杉への登路と反対側にあった。ドライブウエイを堅田方面へ下ると東海自然歩道の入り口があった。入り口から少し降りた風のない所で昼食とする。天気は悪くないが兎に角寒いので早々と切り上げ仰木峠へと出発する。谷へ一旦下り峠へ登り返す。階段上になっているので歩のリズムが取りにくい。小一時間で横高山からの銃走路に会う。そこで今日初めての登山者に会う。

5,6人の中学生と引率の先生みたいだ。全員身軽ですいすいと行った。仰木峠を越えて大原までは谷沿いの道だ。長いなあと思う頃大原の一角にでた。時間が早かったのでバスターミナルまで30分位のんびりと歩く。
 感想文
 梅澤宗平
    
今年最後の例会である。大勢の参加者を期待していたのだが京都駅に集合したのは9名に過ぎなかった。理由は二つ考えられる。体力度が星二つであったこと。僕はむしろ星二つを見て参加を決めたのだが。最近はハイキング山行が好まれる傾向にあるのだろうか?もう一つは来年の山行に備えて冬籠りに入った方が大勢おられたということであろうか?JR比叡山坂本から日吉大社に向かう。日吉大社の鳥居に到着857分。思えば日吉大社から比叡山に登ったことはなかった。入山料を500円払う。見事な楼門(東本宮)を横目に見ながら登っていく99分。登山道もよく整備されている。ただ全く登山者を見かけない。いつも20名近くの山行に慣れていると今日の山行は新鮮な感じがする。途中牛尾宮で小休止、琵琶湖を見る934分。三石岳と横川の分岐点に到着する1044分。林道を登っていく。三石岳山頂に立つ1056分。次の目的地横川中堂に向かう。途中恵心院で御開帳をやっておった。わざわざ呼び止められ阿弥陀様を拝む1130分。恵心、法然、親鸞の流れを知る。横川中堂に到着する1142分。横川中堂を出たところに玉体杉につながる東海自然道がある筈である。玉体杉に向かう道はすぐ見つかったが肝仁の仰木峠に向かう道が見つからない。自動車道と駐車場が昔の東海自然道を破壊している。トンネルがある筈である。自動車道をかなり下ったところに東海自然道とトンネルがあった123分。いまにして思えば駐車場の一角に登り口があったのだ。玉体杉から駐車場を見ればすぐ見つかった筈や。9名もおって誰も見つけることができなかった。ところで京都一周トレイルで玉体杉から仰木峠を経由して戸寺におりたんじゃなかったか?自動車道を横切らないで仰木峠に行けるようにわざわざトンネルを掘ったのに我々は見つけることができなかった。危ない危ない。腹も減った。急に冷えてきた。陽が当たる場所と風のないところを探す。今回は風のないところを優先する。手がかじかんで作業ができない。おにぎりは冷たい。持ってきた古いカイロは全く暖かくならない。カイロも有効期限があるのだ。寒くて立ったまま食べる。こんな程度で悲鳴をあげるようでは冬山は当分無理やな。冬山の心構えについて吉川さんと山口さんから色々教わる。その意味では今回の山行は有意義であった。今年は低山でしっかりトレーニングをやろう。仰木峠の手前で中学生の一団と合流する。初めて別の登山者に出合った。大原には大尾山経由でも行けるらしい。もし物足りんのやったらどう?と勧められる1314分。大原の里に到着14時丁度。当初計画通りの山行であった。吉川CLご苦労さまでした。我々は始発に乗るために大原のバス停までなおも歩いた。